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sagaraya's blog

デザインエンジニアプロダクトマネージャー

「リモートチームでうまくいく」を読んで解決した疑問、しなかった疑問

リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

著者はソニックガーデン社長の倉貫さん。

最近、半リモートチームみたいなところで開発のマネジメントっぽいことをやってて、思うところがあったので読んでみた。

「リモートチーム」の定義

アウトソース先とのリモートワークの関係ではなく、それぞれがひとつの会社の仲間として互いに相談しながら、仕事そのものを模索しつつ、価値と成果を一緒に作り出していくチーム、それをリモートワークで実現するためのスタイルを、私たちは「リモートチーム」と呼んでいます。

つまり、リモートチームのメンバーは、単に言われたことをやるだけの存在ではありません。

解決した疑問、しなかった疑問

以下、本に書かれていたことをベースにQ&A形式でお送りします。

離れた場所にいるとコミュニケーションとりづらくない?

チャットや、音声通話、ビデオ通話のツール使えば、たいていのことはカバーできる。

リモートで働いているメンバーとは普段チャットを使ったテキストでのコミュニケーションを基本としている一方で、チャット中に口頭で話した方がスムーズだと感じたら、すぐにオンライン会議のツールを起動してつなぎます。最初のうちはオンラインの会議をするたびに少々緊張していましたが、慣れてくれば自然とできるようになるものです

ただ、そのためには、みんなが同じ時間に働いている必要がある。海外でのリモートワークの場合はなるべく勤務時間が重なるように調整する。

とはいえ、ホワイトボードに描きながらの議論や、ワークショップなどはリモートだとできないのでは?

この疑問の答えだけ本書には書かれていなかった

たぶん、いまの技術だとできないのでは。

なので、システムの設計や、UIの設計などをチームで考えることや、大きなチームで全員の方向性をあわせることが非常にやりづらいのではないだろうか。ソニックガーデンの人にどうしてるか聞いてみたい。

仕事のオンとオフの境界があいまいにならない?

朝会をやったり、18時半に日報ならぬ日記を書くよう促す。

毎日決まった時間の朝会で仕事仲間と挨拶などを交わすことで、頭のスイッチを仕事モードに切り替えることができますし、その時間に間に合うように着替えなどの仕事の準備を済ませるような習慣になるのもよいことです

私たちの会社では日記を書くことを推奨していて、毎日18時半になったら「日記を書いて仕事を終えよう」という通知が届きますが、これも仕事を切り上げるきっかけになっています。

リモートで働いている人の存在感うすくなったり、孤独になったりしない?

なる。なので雑談やひとりごとを推奨する。

仕事中の孤独感は、ちょっとした相談がしにくいことや、お互いの近況がわからないことから生まれます。リモートワークであっても、仲間と気軽に雑談したり、相談したりできる環境さえあれば、孤独感は解消できるのです。

どうやって雑談を推奨するの?

チャットだけだと限界がある。人数増えると話題が混線するし、自分に関係ない話題も増える。また、大人数がいるチャンネルだと気軽に発言できない。

なので、ツールをつくった。仲間が働いている様子をリアルタイムに見ることができて、独り言をつぶやけば誰かの目にとまって雑談をするきっかけになる、まるでオフィスの自席のような体験を提供する。

仕事中はずっと自分の様子が撮影されていて、同じチームのメンバーに中継されることで、「この時間を共に働いている」という感覚が得られて、お互いに声を掛けるタイミングも見つけやすくなります。相手が席にいなければ、その「いない様子が見える」ことから、声を掛けるタイミングもつかみやすくなります

リモートワークだと勤怠管理どうするの?

勤怠管理しない。リモートチームのメンバーはセルフマネジメントできることが前提だから。

サボる人いないの?

いない。

リモートワークをする側からすると、働いている様子を周囲に伝えることができないことは承知していて、そのハンディを乗り越えるために成果を出そうと努めています。働いている姿勢が見えにくいことは重々承知の上で、サボるためにリモートワークをしようという人はいないでしょう

むしろ、いつでもどこでも働けるので、働き過ぎないようにセルフコントロールする必要がある。

社会人1年目の新入社員でもリモートワーク許可してるの?

してない。セルフマネジメントできるように、メンタリングする。

セルフマネジメントって?

仕事におけるセルフマネジメントとは、自分の時間やリソースを自身で把握した上で、どんな仕事にどれだけのコストをかけるかを考えて、誰かに指示・管理されることなく成果を発揮することのできるスキルです。

そのために必要な要素

  • タスクの分解ができる
  • チームの目標を理解して、どれに取り組むことが最も優先順位が高く効果的かを考えて、選べる

どうやってセルフマネジメントできるように育成するの?

  • ふりかえり(KPT)でチームの哲学や価値観とのずれを把握し、メンターからどうすればいいかアドバイスする。
  • メンターが、前日にした仕事とその日にする仕事の計画の確認をする。日々、計画と実績の差を確認していくことで、自分で時間をコントロールしていく術を身につける。

リモートチームのマネジメントって大変じゃない?

細かい勤怠管理や進捗管理はしない。部署という概念や組織図がなく、上司や中間管理職もいない。メンバーは各自でセルフマネジメントができているという前提に立って、信頼して任せる。

その上で、経営者はチームが大事にしている価値観やビジョンの浸透に力を入れる。そうすることで、メンバーは自律的に優先順位を判断して動けるようになる。

所感

リモートチームかどうかにかかわらず、全員がセルフマネジメントできるチームをつくるというのは、重要な指針になる。まさに攻殻機動隊のこのセリフ。

我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。あるとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。

これを実現するために、ソニックガーデンは半年ほどかけて選考してるんだろうなあ。

「ホワイトボードに描きながらの議論や、ワークショップなどはリモートだとできないのでは?」っていう疑問だけ解決しなかったけど、それ以外はだいたい解決した良い本でした。

リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

はじまり

↑の動画は、高校サッカーの応援歌になったBLUE ENCOUNT(ブルエン)の「はじまり」だ。ブルエンは別の曲がガンダム鉄血のオルフェンズの主題歌にもなっている。

実は、ブルエンは高専の同級生だ。

自分が好きなサッカーやガンダムのテレビ番組で、あの時同じ学校に通ってた友人を見ることになるとは感慨深い。同時に、テレビでカッコつけてるのを見ると、少し笑ってしまうw

高専の時から10年間継続して、ここまで来たのは本当にすごい。

2016年がはじまった

今年こそはブログを継続したい。技術的なことはQiitaに書いてるので、こっちにはそれ以外のことを。

なぜ書くかというと、情報発信して自分のことを知ってもらうため。それがおもしろい話につながれば良いなと思ってる。

Qiitaの方は去年から継続できている。今年一発目に書いた git commit時に英語でメッセージ書くためのヒントを表示する - Qiita が自分の過去最高ストック数を記録して幸先が良い。

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というわけで、2016年もよろしくお願いします。